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この本を読む「生き物の死にざま」

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その名の通り、生き物の死にざまが書かれています。
ニワトリ、カマキリ、みつばち、鮭 エトセトラ
之を読むと、人間でいることがなんともいやになります。
生き物たちの壮絶な、しかし愛おしい姿に、驚愕します、涙が出ました。
書き手の方の優しい心が文章ににじみ出ていて、それが効いてきます。
人間だけが異常な生き方をしていることを教えてくれます。
そして、他の生き物たちのふるさとを奪い、死に場所を奪っているのは人間です。
最後に力なく死んでいきたいのに、それをさせない人間の行い。
人間は謙虚にならなくてはならないと教えられます。
謙虚さを教えてくれるのは宗教、私は仏教徒なので、仏教です。
五木寛之氏がおっしゃったらしいですが、経済はエンジン、政治はハンドル、宗教はブレーキ、と。
せめて食べるときには手を合わせ、申し訳ない、有り難うございますの、いただきます位は、心を込めてするようにするしかないでしょう。
この本を読んで、生き物たちのりりしい姿に尊敬の念を抱かずにはいられなくなりました。

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