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しあわせ

納骨堂の契約に、92才のお母さんと息子さんが来られました。
お母さんは杖をつき腰が曲がり、顔のしわは若いときからの労働の時間に比例するように深く刻まれています。
耳は遠くなり、近くで話さないと聞こえません。
自然と、息子さんの声も大きくなります。
話が終わって、さぁ、かえっど、と息子さんが軽バンのドアを開け、いつものように踏み台を出します。
杖をついたお母さんが、その踏み台を使って車内にはいります。
息子さんがドアを閉めて、車が出て行きました。
決して裕福には見えませんが、お父さん、100才、とお母さんをしっかり見てきた歴史がそこに見えました。
思わず、にやり、として、そして、目が潤みました。
毎日の生活が親孝行になってきたんでなぁと小さな感動でした。
こんな生活をできる人、その人を尊いといえる人が少なくなってきた時代、もう、元号の報道なんかどうでもいいから
地道に生きてきた人たちが立派だといえる社会にしてほしい。

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